inkscapeでギリシャ文字を使う(その1) [Vine 5.2]
図を描くツールとしてinkscapeをよく使います。eps出力が出来るので便利です。
このinkscapeで作図しているとき、図中でギリシャ文字を使いたいことがあるのですが、以前と違って"symbol" フォントが見当たりません。
もちろん、日本語が使えるのであれば、
- 例えば "あるふぁ" と入力
- かな漢字変換で "あるふぁ"→"α" と変換
で済みます。
しかし、日本語が使えない環境(例えば投稿用の論文原稿とか、外国でのプレゼンテーションで事前にPDFファイルを渡すようなときとか)では、日本語フォントのギリシャ文字を使うのは避けたいです。(フォントの埋め込みがちゃんと出来ているかどうか確認しにくいですし。)
Vine 4.2のときもinkscapeでギリシャ文字が使えなくて、それで後から"symbolgreek"というフォントを追加したのですが、その"symbolgreek"フォントもリンク切れで探せませんでした。
で、困ってしまったのです。
ところが、たまたま手元にあった Wine のソースの中に symbol フォント (symbol.ttf)があり、それを使って Vine 5.2 でもinkscapeでギリシャ文字が使えるようになりました。
作業:
# cd /usr/local/share
# mkdir fonts
# mkdir wine
# cd wine
# cp ~/src/wine.d/wine-1.1.42/fonts/symbol.ttf .
これだけ。フォントサーバを再起動する必要はありません。
というか、フォントサーバ xfs は パッケージ xorg-x11-xfs に収録されていて (apt-cache search xfs で発見)、そのパッケージはインストールされていないのでした。フォントを随時動的に探しているみたい。作業中、/usr/local/share/fonts以下に何かファイルを置くとXのCPU占有率が一時的に上がりました。ちょっとびっくり。
これでinkscapeの方は解決です。
余談になりますが、OpenOffice.org は、Vine 5に標準で入っている(ですよね?)Standard Symbols というフォントでギリシャ文字が出せるようです。フォントの探し方がアプリケーションによって違うのでしょうか。謎。
コメント 0