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研究室のメールサーバーを全学に移管


Vine とも ThinkPad とも独立のお話。
 
長いこと職場(大学の研究室)のメールサーバー管理をしていたのですが、このメールサーバーを、3ヶ月ほど前に大学全体の部署に移管して、そこで管理してもらうことにしました。以後、安定して運用してもらっています。
 
サーバーのトラブルでご迷惑をおかけした皆様、ごめんなさい。もう大丈夫です。 
 
肩の荷が降りてほっとしました。
 
 
昔話。
かつては、メールを使おうと思ったら、自分でメールサーバーを立ち上げるしかありませんでした。メールサーバーの管理はなかなか大変でした。それだけに、やり甲斐もありました。メールが使えるようになる、無事にメールが届く、それだけで苦労したかいがあったというものです。sendmail.cf の書き方に悩んだりしたのを思い出しました。
 
届 くメールの数もそれほど多くありませんでした。 夜遅く計算機室で仕事をしていて、メールが届くと、自分の目の前のマシン(当時はNeXTstation を使っていました)が「とん、かりり」と音をたてて(つまりハードディスクにメールが書きこまれたということです)、ああ、メールが来たんだな、と感じた ものです。

しかし今では様々な無料メールサービスもあり、メールは誰でも使えるものになりました。

それと同時に、メールの重要性は下がることはなく、むしろ、「使えて当たり前」になりました。
 
以前はメールは「1日にたかだか2回届くもの」(UUCPの時代)でしたが、今では「送ったらすぐ届くもの」になり、とても便利になりました。
 
それだけに、メールサーバーがトラブルを起こしたりする事は「あってはならないこと」で、研究と教育の傍らでサーバー管理をするのはだいぶ困難になってきました。なにかトラブルが起きても瞬時に解決しないと他のメンバーに迷惑がかかるわけです。しかしそれはもちろんサーバー管理以外の本業業務がある身分には無理なわけで、周りにも申し訳ないし、本人としてもしんどくなっていました。
 

 
今ではメールは使えて当たり前で、メールサーバーを動かすこと自体は何もクリエイティブでもイノベイティブでも無くなってしまいました。  特に最近では、不正侵入やSPAM が大量にあり、サーバーを管理するということは、そうした攻撃から防衛することが主な仕事になってしまっていまいました。それは楽しい仕事ではありません。
 
サーバーの管理を補佐してくれたみなさん、これからメールサーバーを管理してくださる全学の情報基盤センターの方、そして、NeXTstation からはじまってメールサーバーを勤めてくれた歴代のマシンたち、ありがとうございました。
 
 
付記: 
文中にて大島弓子さんの作品中の表現をお借りしました。 

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